自分から見たAAAの昔と今。FANTASTIC OVERを終えて。

思えば、ジャニーズよりももっともっと熱狂的に応援していたのがAAA。

初めて生で見た芸能人も、初めてFCに入ったのも、初めて生でライブを観に行ったのも、AAAだった。言わば自分の青春である。

今思うと自分は凄く...良い時代に好きになったんだな〜と。今の彼らを見ていて。

 

始まりは6年前。テイラースウィフト目当てに観ていたMステ。

そこで歌う美男美女グループ。まず黒パーカーに奇抜な髪のラッパーに惹かれた。顔がタイプだった。

あ、西島隆弘タンブリングの。歌うま...

このピンクの服の女の子細っ...もう1人の女の子顔ちっちゃ!

...とたった2分で惹かれた。当時の映像は幸いなことに録画してDVDに焼いているのでたまに今でも観る。今見てもあのMステを観ていたらファンになっていたに違いない。

が。今はどうだろう。しばらく彼らのファンをお休みしていた自分がしばらくぶりに彼らの歌う姿を観よう!と思って観たきっかけが、6年振りの出演となったMステだった。

正直あれから6年も経っていることに驚きを隠せなかったのは言うまでもない。勿論、自分が老けたように彼らもそれなりに年をとっている。

新曲は「涙のない世界」。うーん...(また恋音系かな)と思いつつ、ばっちり録画もしてテレビの前でスタンバっていた。

トークの時点で思ったことは、やはり彼らも年をとっていた。想像以上にオトナになっていたメンバーも居て少し驚いた...

あと、西島のガツガツ感、売れてやるぞ感、完全に消えたな、とも思った。余裕のある大人。一番恐れていた彼の姿がテレビに映っていた。

何故か有名ヴァイオリニストとのコラボ披露という訳の分からない演出で曲披露。

思ったことを簡潔に言うと、

・與・秀太のソロパートがますます増えた。2人とも凄く歌が上手くなった。

・それに並行して女メンパートが少ない。しかも外している。どうした宇野...

・日高はいつの間に黒髪にしたんだ...相変わらずカッコ良くて、メロディに乗せる歌い方がSKY-HIの時っぽかった。

とかなり偏見かもしれないがこんな感じで。

正直期待はずれだった。6年前の自分にこの映像を見せてもきっと好きにはなっていない。あの全力で歌って踊り、カメラに食いついて爪痕を残そうとするAAAは今はもうなかった。

6年前よりももっと過去の話になるが、ファンになってからPARADISEを披露する1年前に初登場でHide-awayを披露していた彼ら。動画サイトで観たが凄く良かった。緊張がビシビシ伝わってくる割には皆ちゃんと外さないで、あの男メンと女メンの息を合わせるのが難しいダンスを全力で踊っている。

まあ、彼らももう若くないんだし...そうなるのは仕方ないことかもしれない。

と思い、自分が離れていた間の彼らの過去を調べた。

 

自分がAAAから離れたきっかけ、そこまではっきり言える物ではない。

かと言ってグループに飽きたわけでもない。強いて作品で言うなら恋音と雨空から。

恋音は歌詞が評判を呼び、Youtubeでの再生回数も伸び、AAA最大の代表曲となった。

人気が出たから離れたという訳ではない。こんな実力派の彼らがそこまで世間的に人気が出ないことを不満に思っていたのだから、世間的に売れる、名が知れた、というのは純粋に嬉しかった。だが何故この曲で?という疑問から理解出来なかった。

AAAの楽曲は昔と今ではだいぶ異なる点がある。歌割りだ。10年間ずっとラップ担当の日高を除いて楽曲ごとにボーカルを変化させてきた。そう、彼らは全てのことに挑戦するグループだ。

まず初期から彼らを知るファンであれば当たり前のことだった西島・浦田・宇野メインボーカル時代。ざっくり分けるとデビュー時2005年〜2008年。これは揺るがないものであった。2008年リリースの初のベストアルバム「ATTACK ALL AROUND」を一通り聴けばわかる。このメイン3人は技術の浦田、ルックス・声の西島、癖有りパワーボーカル宇野が売りだったのでこの3人がサビを歌えば今でもAAAらしさがある。(現在の新曲では滅多にないことだが)3人共平均的に歌が上手いのでAAAを実力派の名にしたのはこの3人が基盤となっていると思っている。

AAAが2008年9月、3歳の誕生日を迎えた頃のこと。AAAには毎年デビュー日または付近にアニバーサリーライブとしてお祝いライブをしている(た)。 その年の3thアニバでデビュー時から当時までのAAAスタッフが全員異動することになっていた。MCでもこの話で浦田・與以外の全員が涙しながらコメントしているとても印象的なライブ。この話は数年経って今年小説本で明かされた事実だが、当時グループが売れないのを責任取って全員異動、という訳だったらしい。会社内のアレコレはよくわからないが、1つわかることは2008年を経て翌年、AAAは一気に進化したということ。

2009年7月、トリプルA面シングルを発売する。ここで事務所の明らかな宇野推しが目に見えてくる。(今振り返ってもこの判断は良かったと思う。当時の宇野は男からも女からも人気が出ること間違い無しな申し分ないルックス。)Break Downがその象徴。Summer Revolutionでは千晃がシングル初のメインボーカル参加。当時のファンからは結構衝撃だったらしく、又賛否両論でもあったよう。そして謎プロジェクト西風雲。この攻めのシングルがAAAの人気に火を付ける。

ここから止まることなく発売されたHide-awayでは先程記述した初のMステ出演を獲得することとなる。このシングル、個人的にかなり好きでメロディは変えずに男視点描かれた男メンのHide&Seek、女視点で描かれた女メンのFind you、そして犬夜叉EDで巷で話題になったwith youが収録。ここで男売り・女売りに手応えを掴み始める。

翌年一発目に発売されたHeart and Soulではダンスを強化しグループは更に実力派に成長していく。そして1つの時代が幕を開ける。

2010年、個人的に過去最高傑作のアルバムHEARTFULを提げHeart to♥Tourが開催。アルバムは14曲中10曲が新録(EWとは大違い)、西島・宇野、浦田・千晃のメインボーカルで構成。ツアー期間限定で公式アメーバブログを始め、ファンがこぞってアメーバユーザーに。そんな中発表された両A面シングル、逢いたい理由/Dream After Dream。作詞作曲が復帰後初作品を手掛けた小室哲哉と話題になりグループ二度目の首位獲得。ここから俗に言う小室楽曲時代の始まり。

間髪入れずシングル、負けない心が発売される。小室楽曲が批判されるきっかけとなったシングルで女メンのみのボーカル構成。人気が右肩上がりのこの時期にこの構成は批判を呼んだ。だが楽曲の良さやこの曲がEDのドラマに西島がゲスト出演し、またしても話題に。このシングルのc/wから過去の小室楽曲のカバーが収録される。

その後西島出演CMタイアップ付のシングルPARADISEで先程も記述したMステ出演を果たす。

翌年、まだまだ小室楽曲時代は続く。シングル、ダイジナコトでは與・秀太のソロパートも収録されファンの間で話題を呼んだ。ここから徐々にサブだった2人のソロパートは増えていきシングル、Charge&Go!序盤では與のハモリを宇野、秀太のハモリを千晃で構成。AAAの新たな挑戦に楽曲の幅が広がった。c/wも含め2011年頃から徐々に與・秀太がメインボーカルに参加される。

2012年発売のアルバム、777-TRIPLE SEVEN-では全員がメインボーカルという構成になる。デビュー7年目で初の試みであった。(個人的にはこの構成でずっと続けていくものだと思っていた)

そして2013年。転機の年となる。9月に発売されたシングル、恋音と雨空でグループは一気に有名になり、世間的に売れる。デビュー8年目にしてようやくロングヒットを飛ばし人気は絶頂。そしてこのシングルは今までのAAAとは全く異なったボーカル構成になっている。一番サビを男メン、二番サビを女メンと分ける事によって歌詞の世界観が上手く表現され、サビ前のパートは今までであれば西島・浦田だったのがここ数年で格段にハイトーンが上手くなった秀太、超がつくほどのハスキーボイスでもメロディラインがしっかりした與の特徴ある2人になっている。この年に発売したアルバムEighth Wonderは10曲中新録が1曲のみ(DISC2を除く)。こんなアルバム...と思っていたらグループ初のアルバム首位獲得となった。新規のファンが増えた象徴であった。

大人気グループになりおそらくFC会員も大幅に増えたであろう翌年には初のFC限定シングル、SHOW TIMEを発売。恋音などのミディアムナンバーでガッツリ踊らないAAAに飽き飽きしていた古株のファンが大好きなダンスナンバー。そりゃあ買うしかない。と、ここまでの一連の流れが完璧に読める。事務所の戦略。あといつだったか詳しくは覚えてないがこの辺から日替わり更新の当日担当メンバーのブログが無料で見れていたのがブログ閲覧自体がmobile・FC会員限定になり、批判殺到...と共に会員も更に増加。

既にお気づきかもしれないが自分はこの辺からグループというより事務所の売り方に嫌気が差し始め、「ファン」をやめて茶の間として見守ることに。

2014年からは本当に追ってなかったので詳しい動きはわからず。茶の間として引目で見ていた当時の記憶ではシングルWake up!、恋音の二番煎じのさよならの前にがどちらもスマッシュヒット。初のアリーナツアー。AAAは一発で人気を終わらせなかった。追ってはいなかったものの、やはり彼らは凄いと思った。そしてデビュー10年目に突入。

節目だし何かしら大きい事をやるのだろうと思っていたら想像以上の盛り上がりを見せた2015年。富士急ハイランドにて初の野外ライブ。3度目のベストアルバム発売、そしてシングル7作連続リリース。彼らは過去にも4作連続リリースを二度ほどやっているので大したことではないがこの事務所は...全く...!これ以上は言わないでおくが売り方云々は愚痴でしかなく彼らの人気は止まらないのでどれも話題を集めた。

 

そして今年、二度目のアリーナツアー決行。シングルは2作発売しデビュー11年目、初のドームツアーが先日開催された。正直最初聞いた時は開いた口が塞がらなかった。AAAはもうそこまで行ってしまったのか...という勝手な悲しい気持ちと凄いな、さぞ豪華でファンを笑顔にするライブになるんだろうな、という勝手な期待。開催前はこんな色々な感情になっていたが残念ながら自分のみならず、多くとは言わないが盲目でないAAAファンの希望には添えることが出来たとはとても言えない内容になった。

デビュー1年目は日本武道館を無料招待して観客を埋めた彼ら。4年目のアニバで初の横アリ公演、地方ツアーも約5年地道にやってきた。そんな彼らが11年目にしてやっとドーム公演。あるファンがツイッターで書いていた。1曲目、BLOOD on FIREのイントロが流れて大歓声。待たせたな、お前ら盛り上がれる準備はできてんのかー!と煽る日高。約5万人を見ながら自信満々に歌って踊る彼らが見たかった、と。そんなの想像しただけで泣ける。そう、ファンが見たかったのはこういう彼らだったはず。*1

今回の公演にて一番批判が多いセトリ。いつもと代わり映えしない最近の曲で構成された為である。運営は何を歌って欲しいかファンにアンケートを取ったそうだが、多くのファンからはそれが全く反映されておらず、何の為のアンケートだったのか、という声が挙がっている。近年AAAを好きになった「新規」のファンでも昔の曲を沢山聴いて勉強して、ライブに臨んだのにアリーナツアー、LEAP OVERと然程変化がなく驚いたようだ。

近年ではニコニコ動画を利用してライブ生配信を行っているが今回はdTVにで生配信された。MCではいつもの彼らであったがパフォーマンスはどうだっただろう。広い会場でライブをすることが増えてきた彼らだが、生中継用・モニター用のカメラに向けてファンサービスをしている姿が多く見受けられた。ドームともなれば仕方のないことだが、さよならの前にのあの演出はモニターを見ろと言わんばかりの演出。これで現場に居た客は満足出来ただろうか。

そして宇野のボーカルが少し気になる。彼女は2012年頃、一時期喋り声がハスキーボイスになりメンバーからイジられていたが2013年頃から歌い方が変わったように思う。以前のような腹から張り上げるような伸びの良いボーカルではなくなり、喉に負担が掛からないよう丁寧に歌い上げる方法になった。宇野くらい歌が上手かったらそうする必要性はなく感じるが、どうもここ最近は調子が悪いようだ。過去曲は勿論宇野メインが多かったのでソロで歌う場面も多かったが、Getチュー!やリリマリといった定番曲で歌い慣れているはずのパートでも微妙にピッチがズレている。そして本人はそれに気付いているはずだ。顔に出ている。自信なさげな宇野実彩子なんてらしくない。MisaChiaでツアーを行う際にはどんどん千晃を引っ張っていって欲しいと思うが...

 

東京ドームファイナル公演にて来年2月にニューシングル・アルバム発売が発表された。オリジナルアルバムは約2年振りとなる。これらを提げてツアーをするだろうが、ファンが望んでいるのは全国ツアー。今回はどうなるのだろうか。ドーム公演の売れ行きが良かった為アリーナ・ドームツアーとなることも視野に入れておいた方が後からのショックが少なく済むだろう。

 

たらたらと主観による昔と今のAAA像を語ったが彼らはチームワーク力が抜群なので今までも、これからも、AAAの仲睦まじい空気感は変わることはないと思う。売り方や楽曲に変化があったとしてもやっぱり嫌いになれない、ならないのはこの7人だからだ。様々な時代があったがいつだって彼らの笑顔が物語っている。彼らの笑顔に全てがある。不安や期待が入り混じりながらもこれからのAAAに目が離せない。

*1:2015年10thアニバin日本武道館で一応やってはいるが